MAJOR ARCANA/MAJOR ARCANA【1976】★★★★☆
夜はやっぱり冷え込みます、戯太郎です。
今日は少し気になっていたバンドを調査。
ウィスコンシン州ミルウォーキー出身のMAJOR ARCANA。GOOGLEなんかで検索すると、タロット占いのサイトがすらりと並んでいるんですが、確かにちょっとした魔法みたいなものがかかっているアルバムかもしれませんね。
このメジャー・アルカナ、中心人物はJIM SPENCER氏。彼はエンジニアやプロデューサーとしてその手腕を発揮して行くみたいですが、実はこのアルバム発表の2年前、1974年にはソロ名義で『2ND LOOK』というアルバムを発表。SSWモノの隠れた名盤として扱われているみたいですが、やはりアシッド・フォークよりなサウンドみたいです。2NDといってるからもしかしたらセカンドかもしれませんが、なかなか詳細が分かりません。
さてさてメジャー・アルカナはドリーミーなフォークアルバムとなっていますが、前半から後半にかけて霧が晴れていくような感触を受けました。全体的にフューチャーされているフルート(SIGMUND SNOPEK III氏がゲスト参加)がアルバムに独特のまったりとしたカラーを味付けしていますな。
最後のGREENSLEEVES(イングランドの民謡)がこのバンドのハイライトか。なんとも叙情的です。最後にまたもやがかかって消え去っていく様は見事。
渋谷店の渡邊さんも言っていましたが、7曲目のブルース曲が見事に破綻していて素晴らしい。やはりヴォーカルが要となっているバンドだということを認識。
さてさて、ジャケットが非常にコミカルなんですが、これを手掛けているのはアンダーグラウンド・コミックの重要人物 デニス・キッチン DENIS KITCHEN 。実はこのバンドのメンバー(JIM KITCHEN名義でパーカッションとハーモニカを担当)で、JIMの実弟だそうです。
少し長くなってしまいましたが、こういうレア盤が手に入る現代はとても便利ですなぁ。でもオリジナル聴きたいです。
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